2017年7月14日金曜日

錫の大皿づくり 

先日の7月9日に
デザイン・工芸科で行われた
「DECOPA」

デザイン(DE)
工芸(CO)
パーティー(PA)

*イベントチーム
*グラフィックチーム
*空間チーム
*プロダクトチーム
の4つのチームに分かれ
仕事を分担しながらも
連携しながら
全てを学生が主体となって
企画・制作・運営していくパーティーです

準備期間はたったの1週間
会場は普段使用しているアトリエです

その中
プロダクトチームは
メイン会場のお菓子を盛り付ける大皿の制作を
担当しました。

素材は金属
「錫」
です!

これが錫のインゴットです
融点は232℃と低く
家庭用のコンロと鍋で溶解できます

まずは
溶かした錫を流し込む型作りから始めます
作りたいお皿の大きさや形を決め
その型紙をもとに
木枠を制作していきます
四方向を囲います
高さは
皿の厚みより少し高いくらいに
お皿の表面側に
片面ダンボールを敷き
テクスチャーを加えます
クランプを使って
隙間ができないように
しっかり押さえます
みんなでの
共同作業です


錫を
鍋で溶かし始めます

錫がしっかり溶けたら
流し込みます

流し込んだら
いろんな方向に傾けながら
隅々まで
錫をまわします

錫が冷えて固まったら
型を外して
いよいよ取り出し

緊張の一瞬!!!

できたてのほやほや

綺麗に流れました
段ボールの凹凸も上手く出ましたねー

この後
表面を軽く磨き
手で曲げて
曲面を表現して出来上がりです


実際のパーティーでは
こんな感じで使用されました

他にも
アルミの大皿
紙の大皿、小皿
パーティーで使用する
全てのお皿を
デザイン・制作しました!






学生自ら
パーティーの
コンセプトから考え
そのコンセプトに沿うよう
他のチームと話し合いながら
デザインから
素材から
制作までを手がける経験は
もはや
予備校のレベルを超えています

この経験を
受験のみならず
大学に行ってからも
大学を卒業してからも
活かして行って
ください。。