東京藝術大学の学生会館で
工芸科四年有志による展示会が行われていました。
卒展以来の芸大訪問です。
大学会館は音校側ですね。
四年生では
すでに専攻に分かれて授業を受けているので
このように同学年が一緒に展示する機会は
そう多くないと思います。
<彫金>
<陶芸>
<鋳金>
<染織>
<漆芸>
<鍛金>
<木工>
さまざまな
素材
技法
表現
普段どのように工芸と対峙しているのか
窺い知ることのできる
作品群です。
展示している四年生は
来春には卒業です。
卒業制作が
今から楽しみですね!
今年もオープンコンクールの時期が
近づいてきました!
この時期に公開コンクールが開催されるのは
すいどーばただけです!
しかも参加は
無料なんです!!
一学期の終わりの
夏期講習会前の力試しに
ぜひ
参加してみてはいかがでしょうか。
すいどーばた美術学院
工芸科
今年度一学期の
優秀作品の一部です。
この
すいどーばた学院生と
一緒に制作してみませんか?
もちろん
コンクール後には
一枚一枚個別講評が行われます。
工芸科の授業の一環で
井の頭公園に取材遠足に行ってきました。
井の頭公園は井の頭池を中心に
自然文化園、動物園
ジブリ美術館などの施設も充実しています。
今回はその中でも
長崎平和祈念像で有名な
北村西望彫刻館を訪れてみました。
まずは
アトリエの大きさに驚きました。
これが個人のアトリエとは・・・
アトリエの外観です。
室内の空間
巨大な
加藤清正像が小さく見えます。
それもそのはず
このアトリエは
9m70㎝の長崎平和祈念像を制作するための
アトリエだったのです。
中には
長崎平和祈念像のためのマケットが
何点も展示されています。
「石膏直付け法」という
北村西望独自の製法で制作するための
マケットが多数残っています。
木型心棒のマケット
雛形原型の一つ
石膏原型の一つ
奥の壁に掛かっているレリーフは
使用済みの木型を再利用して作った作品です。
頭部のマケット
この「石膏直付け法」だと
最初の粘土原型とその型取りの工程が
省略され時間も予算も節約できるとのことです。
言われればその通りなのですが
10メートル近くの巨大な像を
粘土でなく
石膏で直に形を決めていくのは
かなり難易度の高い制作法だと思います。
作っては離れて
確認しては
また像に登って作る
これを幾度となく繰り返して制作されたようです。
制作に使われた道具たち
石膏を削るための鑿や金槌が多いです。
別棟の展示館には
実物の型取りに使われた
石膏原型が展示されていました。
見下ろしたり
見上げたり
近づくこともできます。
長崎では見られないアングルですね。
そのほか
小品や初期の作品も
多数見ることができ
北村西望の彫刻人生を
直に感じることができます。
家族・親族の肖像彫刻
一番奥が北村西望自身の像です。
井の頭公園は
何度も行ったことはありましたが
北村西望彫刻館は初めての訪問でした。
一人の人間が作り出した
『時間と空間』が凝縮された
感じ応えのある場所でした。
吉祥寺に行った折には
是非
立ち寄ってみてください。
実際のモチーフを拡大して
細密に描写する課題です。
ご覧のとおり
かなりの拡大率です。
通常の平面構成での観察と描写では
到底画面は持ちません。
モチーフは
人工物
食べ物
身の回りのものなら
なんでもアリです。
みんな
集中して丹念に描写しています。
もちろん
近目の細かい描写だけだなく
遠目の見え方も同時に
表現していきます。
かなりの数の優秀作品が出ました!
その中の一部です。
人間の
観察する力と
表現する力には
限界は無いと言います。
様々な課題を体験しながら
自分の
「観察」
と
「表現」
を引き出す力を
鍛えていきましょう!