スタッフの個人スタジオにドバタ生達が、遊びがてら鍛金体験に来ました!
鍛金の基本である銅板の絞り加工に挑戦!
一枚の銅板を叩いて器を作りました。
銅板から金工用の糸鋸で材料(地金)を切り出します。
同心円に線を引き、それに合わせて叩いていきます。
中心の円が器の底になる予定です。
なかなか「絞り」という感覚は難しいですね。
絞れていないと叩いても板が展延するだけで、薄くなってしまいます。
叩いているのにも関わらず薄くならないよう寄せながら
板厚をコントロールし成形していけるところが、鍛金技法のすごいところなのです。
あえて器の底と縁とで板厚を変えて持った時のバランスを良くしたり、、
叩いているのにも関わらず薄くならないよう寄せながら
板厚をコントロールし成形していけるところが、鍛金技法のすごいところなのです。
あえて器の底と縁とで板厚を変えて持った時のバランスを良くしたり、、
なんてこともできてしまうのです。
銅板は叩いていると加工硬化を起こすのでその都度、
ガスバーナーで600℃位にて焼鈍(しょうどん、やきなまし)をします。
金属は一般的には堅いイメージですが、銅や銀などは焼鈍をすることで
1ミリくらいの板なら手でも簡単に曲げられるほど柔らかくなります。
1ミリくらいの板なら手でも簡単に曲げられるほど柔らかくなります。
叩いては焼鈍の繰り返しで、だいぶ形になってきました。
形の進行具合で使う「当て金」もかえていきます。
ちなみにこの「当て金」も自作だったりします。
工芸の世界は道具も自作したりするのです。
サバイバルな世界ですが、実はそこに先人達の言葉にならない
太古から受け継いできた智慧や工夫に気づかされることも多いのです。
形の進行具合で使う「当て金」もかえていきます。
ちなみにこの「当て金」も自作だったりします。
工芸の世界は道具も自作したりするのです。
サバイバルな世界ですが、実はそこに先人達の言葉にならない
太古から受け継いできた智慧や工夫に気づかされることも多いのです。
目標の形まで絞れたのでいよいよ仕上げに向かいます。
縁の丈がまちまちだったところを金切り鋏で切り揃えます。
縁の丈がまちまちだったところを金切り鋏で切り揃えます。
ハサミでの切断面はバリが出ていて危ないので、金ヤスリで整えた後、
紙やすりで仕上げます。
仕上げに硫化着色して完成!
初めてにしては上出来です。
初めてにしては上出来です。
普段は石膏デッサン等の受験勉強でデッサン力を鍛えていますが、
制作の段取りや形の成り立ちと技法のことなど、
工芸ならではのさらに広い意味のデッサン力にも、
少し気付いてくれたことと思います。
工芸ならではのさらに広い意味のデッサン力にも、
少し気付いてくれたことと思います。
たまには実材に触れてみるとモチベーションが上がりますね!
よい気分転換になったのではないでしょうか。
来春に向けて新学期から盛り上げていきましょう!
(また後日、今回制作の別作品もご紹介したいと思います!)
0 件のコメント:
新しいコメントは書き込めません。