2016年7月28日木曜日

☆夏季講習会前期のデッサン課題


鳥とアリアスです。

なかなか雰囲気のあるモチーフセットですね。

描く学生も
セットの雰囲気を感受性豊かに捉えています。
特にカラスの剥製の動きが豊かに表現されていますね。

こちらのデッサンは
諧調の幅が美しく、石膏と鳥の質の差がよく出ています。
紙の種類や描画素材を意識させない、レベルの高い作品になっています。

調子の幅や空間設定をより強く意識する石膏静物のデッサンは、
石膏単体デッサンにも大変役立ちます。

試験傾向のモチーフばかりでなく、幅広く課題を経験することで、
揺るぎのないデッサン力を身に付けていきたいですね!

2016年7月26日火曜日

夏季講習、塑造特訓の巻

夏季講習、前期最初の立体課題です。
今回は、当学院工芸科講師のあさと先生がデモストレーションをしてくれました。

 工芸科の粘土塑造は作業の段取りや進め方、対比を含めた見せ方・構成が大事です。



潰した缶もモチーフです。
潰れた形の稜線の読み取りや、らしさを含めた作るポイントの説明もしてくれています。

途中ですが、既に全体の構成やバランス、
対比のイメージが見えています。流石ですね!

いよいよ完成!


手、缶、布、直方体の台、それぞれの作りどころ含めた対比が見事です!
当然、表面の処理も違ってきますね。

学生からも良い作品が出ました!


今回の経験を是非、次へ繋げていってほしいと思います。
これから夏本番。盛り上げていきましょう!

2016年7月21日木曜日

夏季講習会 始まっています!

講習会短期ではデザイン科・工芸科合同のコースで、日本画科講師による着彩特訓や彫刻科講師による石膏デッサン特訓(アルティメットコース)が開講しました。

彫刻科講師による石膏デッサン特訓の様子を少しだけご紹介しましょう。

東京芸大工芸科の一次試験・デッサンでは、様々な種類の石膏像が出ます。
今回の「奴隷」は2012年の試験で出題されました。

普段なじみのある石膏像に比べるとサイズが大きいので、
構図やプロポーションの確認が大事ですね!



奴隷(瀕死の奴隷)は、ルネッサンスの巨匠ミケランジェロ作です。
本物はパリのルーブル美術館にあります。





彫刻科の足立先生に担当していただいてます!
足立先生は芸大彫刻科出身、木彫で制作をされているそうです!


さすが彫刻科の先生は見慣れているせいか、
奴隷のプロポーションや形のつながりにシビアです。


講評の前に、人体彫刻の見方の講義をして頂きました。
そのような見方を踏まえて、像を見ると更に読み取れる幅が広がりますね!

夏期講習は今日から前期が始まりました。

更なるレベルアップを目指していきましょう!!!



2016年7月16日土曜日

夏ですねー!

こんにちは、いよいよ夏季講習の季節になりました。
今週より短期コースが始まっております。

一学期最後に夏に向けて大変よい作品が出ましたので、ご紹介しましょう。
「日本・japan」をテーマに。
モチーフ(サザエ・花札・笹)、サイズ・木炭紙判大
 幻想的で物語を感じる世界!海に行きたくなりますね!
花札の扱い方に遊びごころがあり、観ていて楽しくなります!

 
鯉の表現と描写されたサザエの対比がよいですね、大迫力です!


夏季講習会
前期:7/21(木)ー 8/ 2(火)
中期:8/ 4(木)ー 8/16(火)
後期:8/18(木)ー 8/23(火)

これからの申し込みでも間に合います。是非、熱い夏にしましょう!