2016年6月18日土曜日

「打つ。時を打つ。」

「玉川堂200年展」
銀座の目抜き通りにあるポーラ銀座ビルの三階、POLA MUSEUM ANNEXへ行ってきました。


初代(江戸後期)の作品から平成28年の新作までの全26点が、
一つの幻想的な空間に展示されています。


会場には、実演コーナーもあります!


 鎚起銅器の制作に必要な道具[ 当て金(ぶったて、への字、烏口、坊主、平床‥)・箸・鋏・やっとこ・くいきり・パス等 ]も展示されています。
全て職人による手作りの道具ですね。
玉川堂本店のある新潟県燕三条は、金属関係の町工場が沢山あるその世界のメッカでもあります。世界で使われているスプーンやフォークなどの金属洋食器は、実はこの地で製造されているものが沢山あるのです。


鎚起(鍛金)の技法の特色は、一枚の板から当て金と金鎚による絞り加工によって板の厚みを薄くしてしまうことなく形を成形する技術です。
上の写真は作業工程の見本です。
左下の楕円形の平らな銅板から右側に行くにつれて徐々に急須に成形されています。


 一枚の銅板から、金鎚と当て金で打つだけでここまで作ってしまう!!!
スゴイ技術ですね!

この展覧会は19日(日曜日)までです。
まだの方は是非、本物を見に銀座に行きましょう!

「玉川堂200年展 〜打つ。時を打つ。」
2016年6月4日(土)-6月19日(日)
11:00-20:00(入場は閉館の30分前まで)
入場無料/会期中無休

         http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

0 件のコメント: