普段アトリエでデッサンしている石膏像には
様々な方向から光が当たっていて
陰影の見え方が複雑です。
どこからの光が
どれくらいの強さで
どこに当たっているのか
見ていて混乱してしまう事も
屡々起こります。
そこで
薄暗いアトリエで
光源を2つに絞り
光源の方向が分かりやすいように
赤と緑で色分けしてみました。
左右からの光が
それぞれ
どこに当たっているか
とても明快です!
赤の光をメインの光源としたら
緑の光が反射光の設定となります。
赤でも緑でもない
黒の調子がたまる箇所は
「日なた」と「日陰」の境です。
デッサンするときに意識しながら描き分ける
箇所ですね。
片方ずつ当てた見え方
これは普段見ている状況に近いです。
メインの光源に対して
どこに光が
どのくらいの強さで当たるのか
その観察と理解が
深まります。
下からの光
下面の再確認ができます。
全てのものは
光が当たることで見えてきます。
普段見えているものが
どのような光を浴びているのか
対象物に
普段と違う光を当てて
その対象物が
どのような形を有しているのか
それらを再確認し
「光と形の関係」に思いを馳せるのは
とても有意義なことだと思います。
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