2022年8月19日金曜日

夏季講習会 平面構成デモスト エスキースから完成まで ①

夏季講習会 中期
平面構成のデモストも行われました!
最近の芸大工芸の傾向を踏まえ
イメージ構成です。


テーマは「対比」

各自が設定した対比のテーマを
画面枠を2つ設けながら1つの画面にまとめて
表現していきます。

今回はエスキースも含め
発想から画面への展開も見せてもらいました。

案出し
今回の課題は
与えられたモチーフを利用しながらの
イメージ構成です。
構成のパターンを幾つか出し
最終稿に大まかな色のせまでしています。


「暖かい 冷たい」
をテーマに選びました。

上段の2つの画面がそれぞれのイメージ
下段の大きい画面が
それらを組み合わせた最終的な画面のエスキースです。

確実で破綻のない画面作りです。
エスキースの段階で
ここまで具体的に画面設定が決まっていると
安心して
本画面に進められると思います。



下書き
選ばれた線が綺麗です。


ベーストーンに入ります。
暖色・寒色を用いて
にじみ・ぼかし表現で
「暖かい 冷たい」を表していきます。


見せ場であるアクリル球の質感で
見え方の基準を作りながら
全体を進めていきます。


空間設定を確認しながら
描写とマチエールのバランスを見ています。
重なりの影も表現されて
空間が見やすくなってきました。


しゅろ縄の描写を進めて
画面空間に緊張感を持たせます。


画面全体を見ながら
描写や色味を調整して完成です!!


とても見やすい画面になりました。
作業も全く「ブレ」や「迷い」がありませんでした。
エスキースの段階で
しっかり道筋ができていたのが
良い結果につながったのだと思います。


平面構成は
道筋を決めずに見切り発車してしまうと
「こんなはずじゃなかった」
「もっといいアイデアがあったのに」
「そもそも課題にきちんと答えられているのか」
等々
迷って、手が止まりがちです。

それを防ぐために
最初のエスキースは
とても重要なのです。

時間をかけ過ぎずに
良いエスキースをしましょう!












2022年8月15日月曜日

講習会 中期 デッサン・デモスト

 


講習会 中期
芸大1年生にデッサンのデモストを
行なってもらいました。

今回のセットは
ヘルメス背面にチグリス顔面と
難易度はかなり高めです。

しかもセット正面!

この難しいセットを
どのように描いてくれたでしょうか。

構図
構造
関係
を意識した描き出しです。

トーンも利用しながら
2つの関係を描き出しています。
部分的な明暗関係でなく
大きな形態を捉えた明暗を置いてます。

日なたと日陰の変わり目を強めて
光の方向がより明快になってきました。

擦りが入りました。
影側の質感が増えて
ベースのトーンが安定してきます。

ベーストーンを手がかりに
光側の描き起こしが進みます。

光側の描き起こしを基準にして
さらに
影側のベーストーンを調整します。

そして再度
光側の描き起こし。
これを繰り返します。

手前影側を描き起こす。

手前を基準に
奥のヘルメスを描き起こします。

全体の見え方
遠目の印象を確認
調整して完成!

しっかり描き込みのある
迫力のあるデッサンです。

積極的に
描き込みをしながらバランスを取る
心地よいデッサンでした。

形どりに慎重になりすぎて
デッサンが進まない人たちには
とても参考になったと思います。