2021年5月23日日曜日

画面もモチーフも大きな平面構成

 今回の平面構成は

普段とは一味も二味も違います

画面サイズは

通常B3 → 木炭紙版サイズ


モチーフは

普段は卓上で描けないような

大きなもの

数の少ない貴重なもの

モチーフ庫に眠って

日の目を見ないもの

様々です


まずは

モチーフ庫に行って

各自が気になるモチーフを選び

アトリエまで運びます




いろいろ集まってきました
こんなにたくさん
一つの画面でまとめられるかな?




各セットに分かれ
モチーフを組んでいきます




だんだん
組み上がってきました!






各セットによって
すでに
個性が出てきていますね




ちなみに
木炭紙サイズと
B3サイズの大きさ比較です


一見
そこまで大きくは見えませんが
見るのと
描くのでは大違い
なかなか大変です







さて
どんな作品が出来上がったでしょう
何点かご紹介しましょう







普段のモチーフ構成を
踏襲したもの
独自の世界観を展開したもの
新たな技法に
挑戦したものなど

各自の持っている力を
発揮してくれました!!





他にも
多くの力作・秀作が生まれました

是非とも
自分の感覚に自信を持って
普段の平面構成にも
活かして欲しいです!!!






















2021年4月19日月曜日

工芸科 粘土板制作

 

東京芸大工芸科の二次試験の形態では
粘土板が渡され
その上に水粘土の作品を提出します。


足の付いた特殊な粘土板なので

市販されていません!


そこで

すいどーばた工芸科では

実際の試験に近い状況で制作するために

粘土板を自作します


まずは

道具と材料を揃えます


* キレイな粘土板    1

* 小割         2
(粘土板の短辺より短いもの)

* クランプ       2

* 段ボール辺      2
(クランプでの傷付防止)

* 型紙         1
(足間を測るもの)

* 木工用ボンド     1




粘土板に型紙を当てて
足を付ける位置を割り出します

型紙の幅は
回転台が収まる幅になっています




足の取り付け位置が決まったら
木工用ボンドで
貼り付けます




貼り付けた足を
粘土板ごと
クランプで挟み込み
圧着します
その際
粘土板の表面に傷がつかないように
クランプとの間に
段ボール片を挟み込みます



木工用ボンドが
しっかり乾燥するまで待ちます




乾燥したら
クランプを外して
完成!!




回転台が収まる幅にしたので
足付でも
回転台に乗せることができます!



そして
何よりも
足が付いていると
持ち運びがラクチン♪

机上での移動も
スムーズです!
提出時の
作品の見栄えも格段です!!

足付粘土板
オススメです!!!
































2021年4月11日日曜日

展覧会情報

 AUTOMOBILE COUNCIL 2021


オートモービルカウンシル2021

プレミアムライフスタイル/

アートギャラリーゾーン



今回はオートモービルカウンシル2021という

クラシックカーのイベントに行ってきました。


会場を見渡すと

一見、クルマの展示会に見えますが

実は

会場の一角に

アートギャラリーゾーンがあるんです!

上の画像だと

画面左奥の壁面の辺りです。


近づいてみると、


桐山征士さんの作品が見えてきました。
桐山さんは
東京芸大工芸科鍛金出身の現代アート作家です。


金属の素材で
鍛金の技法を活かしながら
女性の持つラインを
美しく表現しています。

線を強調した平面的な見え方が
視点が変わると
金属の厚み、接合、幅が
立体的、空間的な広がりに移り変わる
視覚的に深みのある表現です。


背景にくるモノや空間で
印象が変わって面白いですね。

桐山征士さんHP



おまけ





クルマはテールが魅力的ですね。



先の文ではクラシックカーと言いましたが
オートモービルカウンシル2021では
「ヘリテージカー」
と呼んでいます。


アートもクルマも
美しいものを楽しく伝承していきたいですね。














2021年4月7日水曜日

芸大合格者による一次試験再現デモンストレーション

 


昨年から行われている

今年度芸大合格者による一次再現デモンストレーションです。


今年は合格者15名の中から5名に

入試と同じ位置でデモンストレーションしてもらいました。


現役合格者〜4浪生までと

経験値の幅の広いラインナップです。

さすが合格者

どのデッサンもレベルが高いです。


今年度からすいどーばた講師になるTさんの制作過程を見てみましょう。









形どり→ベースの調子→描きこみ→仕上げの調整

これらの流れがとても分かりやすい理想的なデッサンとなっています。
しなやかな調子使いと無理のない描き込みで
アリアスのやわらかい印象を
美しく表現しています。
光の状況等は試験の時とは違いますが
実際の入試でも
高得点だったのではないかと思われます。



制作後の合格者を交えての座談会

試験当日のこと
浪人時の苦労話
受験の心構え
・・・・
ためになる話がたくさん聴けました。
デモストの皆さんありがとうございました!


受験生の皆さん
先輩の作品や話を役立てて
来春の芸大合格を目指して頑張りましょう!!!




すいどーばた工芸科ではスタッフ一同全力で
受験生の皆さんをバックアップしていきます!!